【富山県内クリニック初導入】新機器スマートジーンでピロリ菌除菌の成功率アップ!|南條内科おなかクリニック|富山市の内科・消化器内科・内視鏡内科

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医療コラム

【富山県内クリニック初導入】新機器スマートジーンでピロリ菌除菌の成功率アップ!|南條内科おなかクリニック|富山市の内科・消化器内科・内視鏡内科

【富山県内クリニック初導入】新機器スマートジーンでピロリ菌除菌の成功率アップ!

はじめに:胃がん予防のカギを握る「ピロリ菌除菌」の現状

「ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)」という言葉を、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

 

ピロリ菌は胃の粘膜に棲みつく細菌で、長期間放置すると慢性胃炎、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、そして胃がんを発症させる最大のリスク要因となることが分かっています。日本の胃がん発症者の多くにピロリ菌感染が関与しているとされており、除菌治療に成功すれば胃がんのリスクを大幅に減らすことができます。

 

しかし、従来のピロリ菌除菌治療には「ある大きな課題」が存在していました。それは、一次除菌で使用する抗菌薬が効きにくい「耐性菌」の存在です。

 

当院「南條内科おなかクリニック」では、患者様がより安全・迅速に、そして確実にピロリ菌を除菌できるよう、7月より新たに最新の検査機器「ヘリコバクターピロリ核酸キット(スマートジーン H.pylori G)」を導入いたしました。

 

実はこの機器、富山県内の「クリニック」での導入は当院が初めてとなります(病院も含めて県内で導入している医療機関は数か所しかありません)。

 

本記事では、この新機器の導入によって何が変わるのか、検査の特徴や除菌成功率が向上する理由、そして患者様の大きなメリットについて詳しく解説します。

 

従来のピロリ菌除菌と「クラリスロマイシン耐性」の壁

ピロリ菌の除菌治療は、一般的に「3種類の薬(胃酸を抑える薬1種類 + 抗菌薬2種類)」を1週間続けて服薬する方法で行われます。

 

従来の一次除菌の組み合わせ

  1. 胃酸分泌抑制薬(PPIまたはP-CAB)
  2. クラリスロマイシン(抗菌薬A)
  3. アモキシシリン(抗菌薬B)
通常、最初に行うこの治療を「一次除菌」と呼びます。

 

クラリスロマイシン耐性菌(クラリス耐性菌)とは?

従来の保険診療では、一次除菌の段階で「クラリスロマイシン」という抗菌薬を使用するのが標準的なルールでした。

 

しかし、過去に風邪や他の感染症治療でクラリスロマイシン(または同系統の抗生剤)を服用した経験などから、ピロリ菌自体がクラリスロマイシンに対して強い抵抗力を持つようになってしまうケース(クラリスロマイシン耐性菌)が増加しています。

 

耐性菌を持っている患者様にクラリスロマイシンを処方しても薬が効かないため、一次除菌は不成功(失敗)に終わってしまいます。

 

  • 従来の一次除菌成功率: 耐性がない場合は90%以上ですが、クラリス耐性菌がある場合は成功率が40〜60%程度まで大幅に低下してしまいます。
一次除菌に失敗した場合、抗菌薬を変更した「二次除菌」へ進む必要がありますが、患者様にとっては「1週間の服薬をもう一度やり直す手間」「除菌完了までの期間の延長」「副作用の負担」が生じるというデメリットがありました。

 

富山県内のクリニック初導入!「スマートジーン H.pylori G」とは?

今回、当院が7月に導入した「スマートジーン H.pylori G」は、PCR法と同等の核酸増幅技術を用いてピロリ菌の遺伝子を高精度に検出する画期的な検査機器です。

 

従来の検査法と決定的に異なる点は、「ピロリ菌の感染有無」だけでなく、「クラリスロマイシン耐性の有無(遺伝子変異)」まで同時に判定できる点にあります。

 

そして最大の特徴は、「胃粘膜を傷つけず、胃液を利用して検査できる」という点です。

 

スマートジーン H.pylori Gの画期的な特徴

  1. 胃粘膜の組織採取を行わない(出血リスクなし)

     

    内視鏡検査(胃カメラ)時に採取する「胃液」を用いて検査を行います。従来の胃粘膜を切り取って採取する組織生検が必要ないため、生検に伴う出血のリスクが一切ありません。 特に抗凝固薬(血をサラサラにする薬)を服用中の患者様にとっても安心・安全です。
  2. 患者様の費用負担を軽減

     

    組織採取に伴う手技料や病理組織検査費用が発生しないため、従来の組織採取を伴う検査法と比較して患者様の費用負担を軽減できます。
  3. 院内でスピーディーに結果が判明(検査時間:約50分)

     

    検体を外部の検査機関に提出する必要がなく、院内にて約50分で検査が完了します。受診当日〜短時間で正確な結果をお伝えすることが可能です。
  4. クラリス耐性の有無が事前・高精度にわかる

     

    薬を飲む前に「そのピロリ菌にクラリスロマイシンが効くかどうか」をあらかじめチェックできます。

除菌成功率が大きく向上する「個別化医療」への進展

スマートジーン H.pylori Gの導入によって、当院のピロリ菌除菌治療は「全員に同じ薬を試す治療」から「患者様のピロリ菌の性質に合わせたオーダーメイドの治療(個別化医療)」へと進化しました。

 

事前に耐性がわかるとどうなる?

  • クラリスロマイシンが効く(感性)と判明した場合

     

    安心して従来の一次除菌処方(クラリスロマイシンを含む処方)を選択でき、極めて高い確率で一次除菌を成功させることができます。
  • クラリスロマイシンが効かない(耐性)と判明した場合

     

    効かないと分かっている薬を最初から無理に使う必要がありません。最初からクラリスロマイシン以外の有効な抗菌薬(または耐性菌に対応した最適な処方計画)を選択することで、無駄な一次除菌の失敗を回避できます。
これにより、一度目の治療での除菌成功率(一次除菌成功率)の大幅な向上が期待できるようになりました。

 

患者様にとっての5つのメリット

富山県内のクリニックで当院が先駆けて導入したことにより、受診される患者様には多くのメリットがあります。

 

1. 身体への安全性が高い(出血リスクゼロ)

胃粘膜の組織を切り取らないため、内視鏡検査時の出血リスクがなく、体に優しい検査が可能です。

 

2. 医療費の負担が軽くなる

生検(組織採取)や病理診断にかかる費用が不要となるため、検査コストを抑えられます。

 

3. 無駄な服薬や副作用のリスクを減らせる

効果が期待できない抗菌薬を1週間飲み続けるリスク(下痢や味覚障害などの副作用)を回避できます。

 

4. 院内で素早く結果が出る(約50分)

約50分で結果が出るため、何度も結果だけを聞くために通院する手間を減らし、早期に適切な治療を開始できます。

 

5. 1回でスマートに除菌を完了しやすい

「一次除菌失敗→二次除菌」という遠回りをせず、1回目の治療で確実に除菌を成功させやすくなります。

 

当院におけるピロリ菌検査・除菌治療の流れ

当院「南條内科おなかクリニック」でのピロリ菌治療は、以下のようなステップで進められます。

 

STEP 1:胃内視鏡検査(胃カメラ)および胃液採取

内視鏡検査で胃粘膜の状態(胃炎や潰瘍の有無、胃がん病変がないか)を直接観察します。その際、検査中に少量採取した「胃液」を検査に使用します(痛み・出血はありません)。

 

STEP 2:スマートジーン H.pylori Gによる核酸検査

採取した胃液を用いて、院内にて約50分で遺伝子解析を行います。「ピロリ菌陽性/陰性」および「クラリス耐性の有無」を正確に判定します。

 

STEP 3:検査結果に基づいた最適な除菌薬の処方

検査結果を分析し、患者様ごとのピロリ菌の耐性パターンに最も適した除菌薬(3種類のお薬を7日間服用)を処方します。

 

STEP 4:除菌判定検査(治療完了から4週間後)

除菌薬を飲み終えてから4週間経過した後に、正しく菌が消えたかどうかを確認する「除菌判定検査」(便中抗原検査など)を行います。

 

まとめ:富山市でピロリ菌検査・除菌なら「南條内科おなかクリニック」へ

ピロリ菌は、早期に発見して適切に除菌すれば「胃がん予防」につながる非常に重要かつ改善可能なリスク要因です。

 

当院では、富山県内のクリニックで初めて導入した「スマートジーン H.pylori G」を活用し、「出血リスクなし・費用軽減・約50分のスピーディーな検査」で、お一人おひとりの状態に合わせた確実で負担の少ないピロリ菌除菌治療を提供してまいります。

 

  • 「健診で胃炎を指摘されたけれど放置している」
  • 「以前に除菌失敗した経験がある、または家族がピロリ菌に感染していた」
  • 「できるだけ痛みや出血のリスクがない方法でピロリ菌検査を受けたい」
このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度「南條内科おなかクリニック」までご相談ください。最新の医療設備と専門医の知見で、皆様の胃の健康をお守りいたします。