ピロリ菌を除菌した後の胃がんリスク診断
- 2025年5月5日
- 消化器の病気
星薬科大学(牛島俊和 学長)、国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院(阿部清一郎 内視鏡科医長ら)からなる研究チームは、ピロリ菌除菌後健康人において、発がん前の胃粘膜組織のDNAメチル化異常を測定することにより、初発胃がんリスクを精密に予測できることを多施設共同前向き研究により明らかにしました。本研究の成果は、た2025年4月16日に国際総合学術雑誌「Gut」に掲載されました。
私が大学院生として国立がん研究センターで研究していた時から携わり、富山大学附属病院でも引き続き研究に参加し、クリニック開院後も研究協力者として関わっていたものです。このたび遂に研究結果を世に知ってもらうことができ嬉しく思っております。
今後は本研究結果の迅速な社会実装に向けて、シスメックス株式会社と検討を開始しており、その実現が期待されます。