ノロウイルス感染症|南條内科おなかクリニック|富山市の内科・消化器内科・内視鏡内科

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ノロウイルス感染症

ノロウイルス感染症|南條内科おなかクリニック|富山市の内科・消化器内科・内視鏡内科

ノロウイルス感染症ってどんな病気?

ノロウイルス感染症ってどんな病気?

ノロウイルスは、冬に流行する胃腸炎の主な原因となるウイルスです。
感染力が非常に強く、ほんの少しのウイルスが体内に入っただけでも感染・発症してしまうことがあります。

感染経路:どうやってうつるの?

ノロウイルスは、主に以下の4つの経路で感染します。

1.経口感染:口から入る
  • ノロウイルスに汚染された食品(特に二枚貝)を生で食べたり、加熱が不十分な状態で食べたりする
  • ノロウイルスに感染した人のうんちや吐いたものに触れた手で、何かを口にする
  • ノロウイルスに汚染された水や食品を口にする
2.接触感染:触ってうつる
  • 感染者のうんちや吐いたものに直接触る
3.飛沫感染:つばなどが飛んでうつる
  • 感染者の吐いたものが飛び散り、それを吸い込む
4.空気感染:空気中のウイルスを吸い込む
  • 乾燥した吐いたものやうんちからウイルスが舞い上がり、それを吸い込む

症状:どんな症状が出るの?

症状:どんな症状が出るの?

ノロウイルスに感染すると、24~48時間の潜伏期間(感染してから症状が出るまでの時間)の後、次のような症状が現れます。

  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 腹痛
  • 発熱(軽い場合が多い)
  • 寒気
  • 倦怠感(だるさ)

これらの症状は、通常1~2日程度で回復しますが、乳幼児や高齢者、免疫力が低下している人は重症化することがあるので注意が必要です。また、感染しても症状が出ない場合や、軽い風邪のような症状で済む場合もあります。症状が治まっても、しばらくは便の中にウイルスが排出されるので、周りの人にうつさないように注意が必要です。

検査:どうやって調べるの?

ノロウイルスの検査は、うんちの中にノロウイルスのタンパク質があるかどうかを調べる「ノロウイルス抗原検査」が一般的です。検査キットを使った簡単な検査で、15~30分程度で結果が分かります。ただし、検査結果は100%正確というわけではなく、ノロウイルスの量が少ない場合は陰性と判定されることもあります(偽陰性)。

また、ノロウイルス抗原検査は、全員が保険適用で受けられるわけではありません。重症化リスクの高い、以下の人が対象となります。

  • 3歳未満の患者
  • 65歳以上の患者
  • 悪性腫瘍(がん)の診断を受けている患者
  • 臓器移植後の患者
  • 抗がん剤や免疫抑制剤など、免疫力を抑える薬を飲んでいる患者

治療法:どうやって治すの?

残念ながら、ノロウイルスに効く特効薬はありません。治療は、脱水症状を防ぐための水分補給など、症状を和らげるための対症療法が中心となります。
下痢止めの薬を使うと、ウイルスの排出が遅れて症状が長引くことがあるので、医師の指示に従いましょう。

予防のポイント:どうすれば予防できるの?

ノロウイルスは感染力が非常に強いので、予防がとても大切です。以下のポイントを守って、感染を防ぎましょう。

1.手洗いの徹底

手洗いの徹底

トイレの後、調理の前、食事の前には、石けんと流水で丁寧に手を洗いましょう。特に、指先、指の間、手首などをしっかり洗うことが大切です。
アルコール消毒は、ノロウイルスにはあまり効果がありません。

正しい手の洗い方

2.食品の取扱いに注意

熱湯消毒

ウイルスに汚染されている可能性のある食品(特に二枚貝)は、中心温度85℃以上で90秒以上加熱しましょう。
調理器具などをしっかり洗浄・消毒しましょう。
生で食べる食品(野菜、果物など)は、よく洗いましょう。
調理する人は、体調管理に気をつけましょう。

3.吐いたものの処理は慎重に

吐いたものの処理は慎重に

吐いたものを拭き取るときは、使い捨ての手袋やマスクを着用しましょう。
部屋で吐いた場合は、換気を十分に行いましょう。
吐いたものが付着した場所は、塩素系消毒剤(次亜塩素酸ナトリウム)などで消毒しましょう。
アルコール消毒は効果がありません。

最後に

ノロウイルスは、誰でもかかる可能性のある身近な感染症です。正しい知識と予防法を身につけて、感染を防ぎましょう。
もし感染してしまった場合は、無理をせず、しっかりと休んで、周りの人にうつさないように気をつけましょう。